空調服

 こんにちは。ハウスクリーニング神戸代表の江本です。今年は春から夏にかけて大変忙しく、ブログの更新が滞っておりましたが…、また更新を再開させて頂きます。

 

 本日のブログは、今や真夏の現場作業には欠かせない「空調服」についての話題です。

 

 今年の夏も例年通り、いや例年以上に暑い日々が続いていましたが、最近、数多くの現場で使用されるようになってきたのが「空調服」と呼ばれるものです。テレビやニュースサイトなどでも取り上げられることが多くなってきましたので、ご覧になられた方も多いかと思いますが、背中部分に取り付けられたファンから服の中に空気を取り入れて服と体の間に空気を送り、汗を素早く蒸発させて気化熱で体を冷やすというユニークな服です。

 

 こうした原理のため、服自体はあえて通気性のない材質で出来ており、見た目は真夏にブルゾンを着ているようにも見えますので、知らない人からは「どうしてそんな真冬のような格好を」と言われてしまいますが、実際にはTシャツ1枚で作業するよりも快適に作業することが出来ます。

 

 ファンは充電式のバッテリーで作動するようになっており、1回(約3時間)の充電で標準的な風量であれば8~9時間使用することが出来ますので、充電を忘れなければ、1日中快適です。しかし、充電が切れてしまうと、上記のように通気性の悪い材質で出来ていますので、まるでサウナスーツのようになってしまいます。

 

 また、自らの汗を蒸発させて体を冷やすという性質上、着用中は汗をかきますので、水分(と塩分)の補給は欠かせません。

 

 こうした優れものの「空調服」ですが、1着1万~2万円という高価なもの(最近は他のメーカーからも販売させており、もう少し安価なものもあるようです。)ですので、簡単に試してみるという訳にはいきません。

 当社でも存在は知っていながらも導入には二の足を踏んでいたのですが、数年前に新築の現場でお世話になっている取引先より熱中症対策として支給していただき、それ以来、夏の現場作業では手離すことが出来なくなりました。

 

 現在では、建築の現場だけではなく、様々な業種で使用されるようになってきているようですが、背中から常にファンの音がしており、服が膨らんで見えるなど、プライベートな環境で使用するのは難しいのではないかと思います。

 

 とは言え、屋外での作業をすることが多い方などは、熱中症対策としてかなり有効ですので、一度試してみてもいいのではないでしょうか?

 

 

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