拭き掃除のコツ1 水拭きと空拭き

 ハウスクリーニング神戸 代表の江本です。本日は、12月に入り大掃除の季節となりましたので、拭き掃除のコツについてのお話です。

 

 拭き掃除は、私たちにとって切っても切れないもので、建築美装(新築の仕上げ清掃)の現場でも、ハウスクリーニングの作業においても日常的に行う、最も基本的な作業です。

 

 作業がパターン化された新築の現場では、当社でもアルバイトのメンバーに作業を行ってもらうことがありますが、まず始めに教える作業が、掃除機のかけ方と拭き掃除の方法です。(掃除機のかけ方については、また後日のブログでお話します。)

 

 まずは水の汲み方です。「何を当たり前のことを」とお思いになるかも知れませんが、汲み方が不味いと運ぶ最中にこぼしてしまうこともありますので注意が必要です。特に、最近のフローリングは表面に水分を残したままにしておくと痛む場合がありますので(これも詳しくは後日に…)、運ぶ際にこぼさないようバケツの半分ぐらいまでしか水を入れないようにしています。

 

 そして作業場所の近くでバスタオルなど大き目のタオルや養生材の上に置きます。これは、バケツの跡(丸い形)が床面に残らないようにするためと 雑巾を絞る時に飛び散った(洗剤入りの)水が床に付着しないようにする為です。

 

 拭き掃除の際の洗剤は、弱アルカリ性の水に溶かすタイプの洗剤(マ○ペット)を使用しています。スプレータイプのものもありますが、大きな面積を拭き掃除する際には水に溶かすタイプの方が使い易いです。

 だいたいバケツ半分の水に対してキャップ1杯分ぐらいの洗剤を溶かして使います。ちなみに、この○イペット、以前は業務用のもの(4.5ℓ入り)が別の商品名で販売されていましたが、今では同じ名前でホームセンターなどでも販売されています。この場合の「業務用」は、ただ単に量が多く割安な「お徳用」の意味です。

 

 雑巾を絞る際には、細長く伸ばしてから2回折り、両手でぎゅっと絞ります。出来るだけ固く絞った方が拭き易いと思います。そのため、雑巾に使うタオルは出来るだけ薄手のものを選んで下さい。プロは、この時の力の入れ具合で、柔らかめ(水分多め)、普通、固めを使い分け、素材や汚れ具合、その日の温度・湿度に対応します。

 

 水拭きをした後は、「乾く前に乾いた布で乾くまで」空拭きをします。空拭きが不要な場合もありますが、水分が残り そのまま乾いてしまうと拭きムラが白く残ってしまいますので、空拭きはしっかりと行った方が無難です。

 ちなみに、辞書を見ると「乾拭き」の表記が正しいとされていますが、何故か業者の間では「空拭き」を使う方が多いです。(「空拭き用」という商品も販売されています。)このような表記になった理由は分かりませんが、当社でも「空拭き」の表記を使っています。

 

 また、「空拭き」は必ず乾く前に行ってください。乾いた後で空拭きをしても拭きムラは取れません。その際は、もう一度水で拭くことになります。ですので、一度に多くの面積を水拭きするのではなく、少しずつ水拭き→空拭きと進めていくのが良いと思います。

 

 拭き掃除については、まだまだお伝えしたいことがありますので、また次回お話します。

 

 

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